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本は紙でできていますので、意外と部屋の臭いを吸ってしまいます。
その上、吐き出すことはしませんので、結構な勢いで臭いが残っています。
特に最悪なのがタバコです。
本棚がある部屋でタバコを吸う方は、もうその部屋の本は処分しか方法がありません。
と、言い切ってしまった方がいいくらいです。
かつて私は、ダンボール一箱分のかなり希少な本を手に入れたことがあります。
文庫本なんですが、ものによっては一冊数千円はするという代物。
いわゆるマニア受けする本です。
で、ほくほくしてダンボールを開けたところ、異臭が部屋中に立ちこめたのです。
実は私自身もスモーカーなので、少しばかりのタバコ臭は、自分の臭いみたいになっていて気がつきません。
そんな私が耐えられないほどの臭いに。
更に、他の部屋にいた同居人が飛び込んできまして、罵倒の嵐。
一家全体で異臭騒ぎ&喧嘩騒ぎになりました。
ちなみにその本たちは、その後納戸にしまい込まれ、その周囲を消臭剤に囲まれて過ごしておりました。
一年後、そろそろ良いかと箱を開けると、表面からは臭いが消えたものの、本を開くとすごい臭い。
あのときほど、タバコの煙で燻製はしてはならないな、と実感した日はありません。
そんなこんなで、結局本棚に並ぶまでに数年の時を経たのでした。
今もやっぱりタバコ臭はしますが、以前よりはだいぶ消えています。
カバークリーニングもしましたし、何とかなりましたが、価値がある希少な本でも、タバコには勝てない、というのが実情です。
さて、ここまですごい臭いではなくても、やはり部屋の臭いなんかが本につくことがあります。
この臭いを取るために必要なのが重曹です。
今や、お掃除に欠かせない(ちょっとネットで調べると様々な使い方が出てきます)グッズです。
100均でもスーパーでもホームセンターでもドラッグストアでも、どこでも売っています。値段も色々ありますが、とりあえずは安いものでいいでしょう。
この重曹ですが、実は臭いとりにも使えます。
例えば我が家では、靴の臭いとりに使っており、これを一晩入れておくだけで、気にならなくなり、重宝しています。
これが本の臭いとりにも使えます。
さすがに直接ぶっかけるのはなんですので、粉がこぼれないもの(布とか、ティッシュとか、キッチンペーパーとか)にくるんでから使った方がいいでしょう。
この重曹と本をビニール袋に詰めたり、小さな箱の中に詰めたりすれば、これで完了です。
1冊1冊対処しますので、よっぽど大切な本でしかやりませんが(面倒ですので)、大体これで臭いは消えます。
せっかく手に入れた本も、これで一安心、と言ったところです。
でも、大量の本を処理するのは面倒です(業者でも)ので、古本屋に買取に回す際はご用心を。売り物にならず、全点処分もあり得ます。