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ネット古本屋には、事前査定というサービスがあります。
古本の査定はブラックボックスになっている側面があります。
そのため、いざ買取に持ち込んだら「1冊10円」だの「買い取れません。処分しますか?」だの、結果的に不満を持ちつつ、仕方なく買取依頼をすることがよくあります。
このよく分からない査定に、ぼったくられているのではないか、詐欺ではないか、という声があがるのも納得できます。
ネット古本屋では、こういった不安を事前に取り除くため、「高額買取」商品をチェックできる「事前査定」サービスを用意しているお店があります。
「事前査定」には、概ね二つのサービスがあります。
現在も流通しているマンガなどでは難しいですが、絶版書、希少書などは、店によって大きく値段が違うことがあります。
これは、極端な例ですが、日本文学を専門とする古本屋に、希少な昭和初期の初版本を持ち込めば、それなりの買取価格になりますが、一方で美術書の専門店に持ち込めば、価格がつきません(他の店へと言われると思います)。
このように、それぞれのお店の特徴・専門により、価格は大幅に変わります。
例えば、こういった専門店に新刊のマンガを持ち込んでも、断られるか、非常に安い価格で買取となります。
逆に、希少書をブックオフに持ち込んでも、古いのでゴミ扱い、となることもあります。
この思惑の差異を事前に防ぐのが「事前査定」です。
実際に商品が届いてしまえば、安くても価格を伝えるのが古本屋です。その点、うちだったらこの金額となりますよ、と大体の金額を伝えられることで、納得して買取依頼に繋げられるのが、「事前査定」となります。
この方法をとっているのは、専門店だけだと思いますが、一部、ゲームやDVDなどの元々高価な商品に限って「事前査定」を行っているお店もあります。心配な方は、まずは売り先の古本屋のウェブサイトをじっくりご覧ください。
新古書店に近い今のネット古本屋には、事前に高額買取商品の買取価格をリストアップし、これを検索できるサービスがあります。
例えば、昨日発売の新刊マンガ。今ならいくらで売れるだろうと検索してみると、200円という検索結果が出てきます。
一方、同じシリーズの1巻は、検索結果に出てきませんので、高額買取の対象ではないことが分かります。
もちろん、マンガの状態によって査定結果は変わってきますが、少なくとも手元にあるマンガが大体この程度の金額である、ということが分かります。
もっとも、この方法では古本屋の肝である買取価格を、ライバル他社に提示する結果になりますので、やっているところは限られます。
逆に、売り主である私たちからすれば、ライバルにばれても、それ以上の金額で対抗するという気持ちの表れとも認識できますので、安心できます。
こういったサービスを利用することで、馬鹿みたいに安い、思ったのと全く違う、などという印象を持たず、買取を利用できるのは、心情的にも楽なのではないでしょうか。